イベント:2022年「保育の魅力発信」写真展
主 催:相模原市保育連絡協議会
共 催:相模原市
後 援:社会福祉法人 相模原市社会福祉協議会
「保育月間さがみはらんど」の一環として、このたび「第1回『保育の魅力発信』写真展」を開催することとなりました。
相模原市の保育園・こども園で働く保育職員は保育専門職として、日々子どもたちと関わり、頑張っています。そして、これらの場面ではたくさんの感動やら魅力が生まれています。
そのような魅力ある保育の場面を多くの方に知っていただきたく、写真展を開催することとなり、各園に応募した結果、合計43作品の応募がありました。
少子社会に向けて、子どもの笑顔やすばらしさを伝え、現役の子育て世代や未来の子育て世代への安心と喜びを届けるとともに、「保育」の必要性と素晴らしさを社会全体に広めたいと思います。
職員が撮影したものなので、決してうまくはありませんが、皆様に少しでも「保育の素晴らしさ」お伝えできればと思っております。
ぜひ、会場にお越しいただいてご覧くださいますよう、お待ちしております。
【巡回展示期間・会場一覧】
♢相模原市立あじさい会館ロビー 〈所在地〉相模原市中央区富士見6-1-20
11月 1 日(火)~ 11月 3日(木)
11月12日(土)午後 ~ 11月16日(水)午前
♢相模原市南区合同庁舎ロビー 〈所在地〉相模原市南区相模大野5-31-1
11月 7 日(月)午後 ~ 11月12日(土)午前
♢相模原市緑区合同庁舎ロビー 〈所在地〉相模原市緑区西橋本5-3-21
11月16日(水)午後 ~ 11月26日(土)午前
※写真は「相模原市保育連絡協議会」加盟の保育園・こども園・保育施設等が出展しています。 ※出展に当たっては、各園のご家族様にご了承、ご協力をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
イベント:令和3年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅲ」
テーマ :「子どもの幸せってどんなこと
~今すぐできる子どもにとっての最善の利益~」
講 師:寶川 雅子 氏(鎌倉女子大学短期大学部初等教育学科 准教授)
日 時:令和4年2月3日(木)18:30~20:00
会 場:Zoomウェビナーによるオンライン研修
令和3年度の保育専門講座研修Ⅲは新型コロナ感染防止からZoomウェビナーによるオンライン研修として実施しました。今回は、鎌倉女子大の寶川先生です。保育現場を知り尽くしている寶川先生ならでは、「保育現場の保育士の日々の【あるある】を着眼点に、それでいいの?」がたくさんありました。
最初に子どもの権利を確認した上で、現場で日々起こる子どもたちとの保育士とのやり取りネタに、ひとつひとつ「これはどう?」と考えてみます。子どもたちにとって「先生は最高の環境である」ことを再認識しました
。
イベント:令和3年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅱ」
テーマ :「SDGsで保育がもっと楽しくなる」
講 師:汐見 稔幸 氏
日 時:令和3年11月24日(水)18:30~20:00
会 場:Zoomウェビナーによるオンライン研修
令和3年度の保育専門講座研修Ⅱは新型コロナ感染防止からZoomウェビナーによるオンライン研修として実施しました。今回は、会員の皆様のご要望の高かった、日本でもっとも著名な幼児教育の先生の一人である「汐見稔幸先生」の研修が実現しました。皆さんの期待も大きく、参加園数は75園、420名が参加しました。
テーマは「SDGsで保育がもっと楽しくなる」でした。現在、世界中の様々なところでSDGsが注目され、取り組まれている中で、私たちの日々の保育においてSDGsにどのように取り組んだらいいのか?が課題でした。SDGsの基本から始まり、私たちの身近にもある子どもたちの貧困や関連する様々な問題に対して、SDGsの視点が日々の保育と繋がっていることを学ぶことができました
。
イベント:令和3年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅰ」
テーマ :「YouTube動画研修 子どもと対話しながら楽しむ遊び歌
3回シリーズ」
講 師:荒巻 シャケ 氏(保育シンガーソングライター)
日 時:令和3年11月、12月、令和4年2月
会 場:YouTube動画研修
令和3年度の保育専門講座研修1は、新型コロナ感染防止からライブ形式の保育実技研修ができないので、「どうしようかと?」保育シンガーソングライターの荒巻シャケさんに相談しました。困った私たちのために、荒巻シャケさんが、オリジナル手作り相模原版YouTube研修動画を作成していただけることになりました。それも1回20分ほどの3回シリーズが完成しました。 既に、1回目、2回目が終わりました、概ね1ヶ月ほどYouTube動画にアップする形式です。全てシャケさんのオリジナル作品、楽しいのはもちろんですが、それぞれの遊び歌をこんな風にやると盛り上がるポイント、その時の雰囲気に合わせたアレンジ、注意点などなど、保育現場で子どもたちと先生がやることを意識したものになっています。さらに、歌ができた背景などの説明もあり、保育の学びも盛り沢山です。3回目は2月からです、ぜひご覧ください。 。
イベント:令和3年度 第61回関東ブロック保育研究会大会
開 催 日 :令和3年7月1日(木)
会 場:長野県長野市 ホクト文化会館
令和2年度に実施予定であった、第61回関東ブロック保育研究会大会は、新型コロナ感染症の拡大により1年開催延期となり、令和3年7月1日に長野県長野市ホクト文化会館にて開催されました。
新型コロナ感染対策から、全体会は会場開催とライブ及びオンデマンド配信、発表会となる分科会はオンデマンドのみの開催となりました。
【全体会プログラム】
開会式
基調講演 「AIに負けない子どもを育てる」 国立情報科学研究所 新井紀子センター長
パネルディスカッション 新井先生に聞きたい!
~AI時代の到来…求められる資質・能力とは~
次回当番県あいさつ 東京都社会福祉協議会保育部会
【分科会での相模原市代表発表内容】
テーマ:保育の社会化にむけて~保育の営みをいかに社会に発信するか~
公立保育園:南上溝保育園 園長 細野一恵、大沢保育園 園長 松島あさみ
テーマ:「食を営む力」の基礎を培う食育の推進
私立保育園・こども園:幼保連携型認定こども園おおのだい
保育教諭 山田依里佳、保育教諭 大島美穂
イベント:相模原市保育連絡協議会「事業大会」
日 時:令和3年4月24日(土)13:30~16:00
オンライン開催(Zoomによる録画配信、他)
相模原市保育連絡協議会では、相模原市おける教育・保育の向上と職員資質の向上を目指して「相模原市保育連絡協議会事業大会」を毎年開催し、すでに10回となっています。
残念ながら、昨年(令和2年度)は新型コロナウイルス感染により中止となりました。
令和3年度は何としてでも開催したいと、「公開実施」「公開とライブ配信の併用」など臨場感あふれるものができないかと準備を進めてきました。
しかしながら、今年度も新型コロナウイルス感染症の猛威のため、会場使用を断念せざるを得ず、オンライン開催(録画配信、他)の形で「第11回相模原市保育連絡協議会事業大会」を以下のとおり実施しました。
感染状況が長期化するなど厳しい中ですが、相模原市の保育関係者は心を一つにして、この難局を乗り越えていきたいと思います。
「第11回相模原市保育連絡協議会事業大会」プログラム
①「総会」
当日の出席による開催を中止し、書面表決とさせていただきました。全ての議案について、 5月12日に原案どおり可決決定しました。
※例年実施していました、「保育専門講座研修」「保育研究大会」等の主要行事についても、 例年どおりの開催が難しい状況となっております。感染防止に配慮しながら、できるだけの 行事運営に努めたいと考えています。
②「式典」
・小磯会長あいさつ
・本村相模原市長ビデオメッセージ
・「永年勤続表彰式」
15年以上の勤続職員について、令和2年度、令和3年度の2か年の受賞者も表彰しました。 令和2年度表彰者数 私立園10名(6園)、公立園2名(2園)、合計12名(8園)
令和3年度表彰者数 私立園19名(11園)、公立園4名(3園)、
合計23名(14園)
受賞者代表あいさつ RISSHO KIS´Sきらり 三上園長
・「神奈川県保育賞受賞者」スピーチ(新規採用職員に向けての激励メッセージ
友愛保育園 大谷保恵先生
③「保育研究発表」
3つの保育研究発表を実施しました。(公立園1・私立園2)
第1発表 公立保育園
テーマ:保育の社会化にむけて~保育の営みをいかに社会に発信するか~
発表者:南上溝保育園 園長 細野一恵、大沢保育園 園長 松島あさみ
第2発表 私立保育園・こども園
テーマ:「食を営む力」の基礎を培う食育の推進
発表者①:幼保連携型認定こども園おおのだい
保育教諭 山田依里佳、保育教諭 大島美穂
発表者②:友愛保育園 保育士 井上 麻実、保育士 江成 友三恵
※第1発表「公立保育園」と事前審査によって決定された第2発表の
発表者①「幼保連携認定こども園おおのだい」の2園は、
令和3年7月1日に長野市において開催されます
「令和3年度関東ブロック保育研究大会」で発表します。(オンデマンド配信)
④「アトラクション」
相模原市保育士会有志メンバーによる「手遊び・シアター」
イベント:令和2年度 相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅰ」
テーマ :「改めて私たちの保育を振り返ろう~子どもの権利条約の視点から~」
講 師:中嶋 一郎 氏(東京福祉大学専任講師)
日 時:令和2年10月26日(月)18:40~20:10
会 場:相模原市立産業会館3F 大研修室(会場とZoomのハイブリット型方式)
令和2年度の会員研修「保育専門講座」は新型コロナ感染防止から開催を見送っていましたが、このたび感染防止に配慮して、Zoomと会場のハイブリット型方式で実施しました。初めてのリモート開催のため、接続テストも行なうなど手探り状態でしたが、講師のご協力もあり無事に開催することができました。
今回の中嶋講師の研修は、昨年11月11日に実施されました保育専門講座Ⅱ「子どもの権利条約から見た私たちの保育」の続編として開催されました。研修のテーマとなっている「児童の権利に関する条約」は、1989年に国連総会で採択、1990年に発効、1994年に日本も批准した法的拘束力を持つ国際法です。前文と本文54条からなり、子どもの生存、発達、保護、参加という包括的な権利を実現・確保するために必要となる具体的な事項を規定し、国家や文化・時代背景に関係なく、「生きる権利」「守られる権利」「育つ権利」「参加する権利」の4つの権利を保障することが定められています。
前回は4つの権利と日常の保育実践の関係性についての講義でしたが、今回は参加者が自らの保育を振り返り、それを題材に近くの参加者と話し合う演習形式で行いました。
講師からは、食事の時間になっても遊びをやめない子どもに保育士がどのように対応したかの事例が出されました。「食べないとダメと言って遊びを止めさせた」「今食べなくてもいいけど、後で食べられないよ。どうすると聞いた」など、日常の保育でよくある悩ましい出来事です。
参加者は今までの実践経験から、事例のような保育者目線のニーズと子どものニーズのズレが原因で子どもの対応に困った場面を思い浮かべ、その時の自分の対応が子どもの権利の保障となっていたか?あるいは権利を侵害してしまったか?を考え、さらにどう対応すれば子どもの権利を保障したものとなったのか?そうなった原因は何だったのか?を模索しました。
保育の現場では様々な考え方があり、保育士同士が自由に自分の考えを述べ合う話合いの重要性も説かれています。そのことは、大切なのですが、判断の基準がないと、保育の現場はバラバラになってしまいます。また、園の決めた考え方に納得できない場合は、考えを押し付けられたと感じることもあります。そのようなことを避けるために、今回のテーマとなった「4つの権利」に立ち戻ることが必要なのだと理解しました。
「子どもの権利条約」の意味は?と問われると難しく考えてしまい、日常の保育とかけ離れたものに感じます。しかし、日常の保育の中で、子どもに対しての保育士の行動の基準として、「4つの権利」から考えることで、自身が行う行為を理論的に説明でき、保育士の職務・専門性が担保される、そうした考え方を身に付けることで、説明する力が高まり、保育士への信頼感が高められ、ひいては保育士自身の自己肯定感を育むことになるとも説明されました。子どもの権利を常に考え、保育を行なうことが混とんとした時代だからこそ、求められているだと強く感じました。
イベント:令和2年度 和泉短期大学「就職懇談会」
開催日 :令和2年8月1日(土)14:40~16:10
会 場 :和泉短期大学
相模原市で保育士の養成校として長年実績がある和泉短期大学「就職懇談会」に、今年度もパネリストとして参加させていただきました。相模原市の保育士・保育教諭の半分は和泉短大の卒業生で構成されていて、その貢献度は大変大きく、本当に感謝しております。
この時期、卒業を半年後に控えて、学生さんたちは就職にいろいろな不安や疑問を感じているでしょう、また、9月から各園で行う保育実習も大きなプレッシャーになっていると思います。協議会では、学生さんに直接お話ができるこの就職懇談会で、相模原市内の保育園やこども園のことをより良く知っていただきたいと、いろいろと工夫して取り組んでいます。
市内の各園で実際に保育士・保育教諭として働いている先生の話を、直接聞いていただくのがよいのでは?それも、ちょっと前の先輩の話を聞く方が、より身近に感じていただけるのではないか?和泉短大の卒業の先輩の話だったら、もっと身近に感じてもらえるのでは?などなど、考えました。
昨年は、1グループ10名ほどの学生さんが、数名の先輩を囲む「座談会形式」としました。自由な雰囲気で、学生の自由な質問に、何でも先輩が答える形にして、大変好評でした。
しかし、今年は新型コロナ感染症防止に配慮すると、座談会は密になってしまう。そこで今年は考えました。今までに学生さんから多くいただいた質問に、先輩パネリスト5名が答える形式にしました。もちろん、卒業生先輩がパネリストなので、本音トーク満載です。
「自分はこうして就職園を選んだよ」「就職園は、見学や体験など、いくつかの園を見て決めた方がいいよ」「働き方改革も進んで、休みも取りやすくなっているよ」「何よりも保育は楽しい仕事、一緒に働きましょう」「自分の園はチームワークがとてもいいけど、自分も園の一員として、チームワークが良くなるように努力しているよ」「実習は失敗しても大丈夫、何でも聞いて」などなど、学生さんも、大きく頷く姿や笑顔をたくさん見ることができました。何でも聞ける、なんでも話せるとても楽しい就職懇談会になりました。
新型コロナ感染症の影響で、保育連絡協議会の就職説明会も中止になるなど、今年の就職活動は、今までにない状況で、学生さんたちに園を知っていただく機会が少なくなっています。相模原市内の保育園・こども園では、感染防止の対策に留意して、園見学や体験を積極的に受け入れる準備を整えて、学生さんをはじめ、就職を考えている皆さんを待っています。就職園は、現場を見て、しっかり決めてほしいと願っています。
就職説明会は開けないけど、相模原の保育園・こども園を少しでも知ってほしいと、市立園も含め相模原の全園のことがわかる「さがみはら保育の就職ガイド」を作成しています。全体のわかる地図のほか、園ごとのページがあり、園の特徴や保育で大切にしていることなどが、それぞれの園のアイデアで分かりやすくできています。カラフルでぱらぱらめくっても楽しいです。
和泉短大さんはじめ、各近隣養成校あてに9月以降送付させていただきます。
アンケート結果1(印象に残ったこと)
アンケート結果2(関心を持ったこと)
アンケート結果3(もっと聞きたかったこと)
アンケート結果4(卒業後の就職先)
アンケート結果5(次年度に向けての改善点等)
イベント:相模原市保育連絡協議会「事業大会」
日 時:令和2年4月25日(土)13:00~16:30(開催予定中止)
相模原市における教育・保育の向上と職員資質の向上を目指して開催を予定していました、「第11回相模原市保育連絡協議会事業大会」(総会・式典・保育研究発表・アトラクション)は、新型コロナウイルス感染の拡大防止により、やむなく中止といたしました。事業大会が中止されたことに伴い、今後の対応を以下のとおり実施又は実施予定としております。
関係者が一堂に参集した「事業大会」を通じて、「みんなで相模原市の保育を高めていこう」と考える大切な機会を失ったことは大変残念ですが、相模原市の保育関係者は心を一つにして、この難局を乗り越えていきたいと思います。
①「総会」
書面表決とさせていただき、全ての議案について、6月17日に原案どおり可決決定しま
した。
※例年実施していました、「保育園専門講座研修」「保育の就職説明会」等の主要行事
についても、例年どおりの開催が難しい状況となっております。感染防止に配慮しな
がら、できるだけの行事運営に努めたいと考えています。
②「永年勤続表彰式」
令和3年度の事業大会にて今年度の受賞者も表彰します。
③「保育研究発表」
相模原市事業大会では公立園1つ、私立園2つ、合計3つの研究発表を予定していまし
た。その後、今年度開催予定の関東ブロック保育研究大会、全国保育研究大会も中止が
決定され、今年度予定されていました発表については、全て来年度実施に順延になりま
した。
イベント:令和元年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅲ」
テ ー マ:「あの日のオルガン」上映会
日 時:令和2年2月4日(火)
①15:00~17:00 ②18:30~20:30 (2回上映)
会 場:相模原市立あじさい会館ホール
映画「あの日のオルガン」は、戦時中の蓮田市(埼玉県)を舞台に保育園を疎開させることに挑んだ保母らの実話をもとに描いた作品です。(監督は平松恵美子氏)
第2次世界大戦末期の1944年、空襲を避けるために平野村(現在の蓮田市)の妙楽寺に東京から集団疎開した保育園児と保母(現在の保育士)たちがいた。無人の寺を「疎開保育園」として使い、幼い子ども達の命を戦火から守った若い女性たちの実話を基に2019年2月から全国公開が始まったものです。
今回、役員が偶然映画監督とお話しする機会があり、その中で「今の時代、あの困難だった戦火の時代に子どもの命を守り抜いた若き保母の史実は、かけがえのない大切なものを語ると思う」と言う言葉に打たれ、相模原市でも多くの保育者に見てほしいと、2回の上映会を開催することができました。
あの戦争から75年が経過し、我が国は豊かになりましたが、虐待、いじめ、貧困…数々の社会の負の要因が大きな影となって子どもたちの上に投げかけられ、子どもの命がこんなにも軽くあしらわれた時代は戦後なかったのではないかと思うことがあります。この映画の中で、子どもと保母の触れ合う場面、子どもたちのために意見をぶつけ合う場面、自分を忘れて必死にがんばる場面を見て、私たちが園で日々行っていることが同じようにありました。
待機児解消のため多くの園が開設され、退職者・転職者も多く、保育士は集まらず、休みが取れないブラック職場の烙印をおされ、保育現場は多くの不満が渦巻いています。この映画を見て、保育というこの仕事の素晴らしさと子どもたちの命を守る責任の重さに、改めて気付いた人も多かったと思います。会場には涙する多くの仲間の姿があり、保育の仕事の意味を考える大切な時間となりました。
イベント:相模原市、相模原市保育連絡協議会共催
令和元年度 第2回「保育の就職説明会」
「現役保育士等による~体験談セミナー」
日 時:令和元年8月24日(土)
13:30~16:30(就職説明会)12:00~13:15(体験談セミナー)
会 場: ソレイユさがみ セミナールーム1
本年度は「保育の就職説明会」(相模原市、保育連絡協議会共催)を2回実施いたしましたが、第2回目がJR横浜線・京王相模原線橋本駅北口イオン橋本店6階にある「シティプラザはしもと」で開催され、49園の私立保育園・認定こども園、株式等の認可保育所他、25ブース(法人ごとのブース)が設けられました。
今回も「就職説明会」の前に、学生さんや保育の仕事が初めての方に向けて、「現役保育士等による~体験談セミナー~」を開催しました。清水こども園の金子先生からは出産で一時的に保育士を離れたあと復帰したお話など楽しく語って頂きました。相模原南児童ホームの斎藤先生からは保育園や幼稚園とは別の保育士の活躍の場である養護施設の紹介をしていただきました。
その後の就職説明会には、養成校の学生の方22名、社会人15名の方々にご参加頂きま
した。今回は、参加者の方にできるだけリラックスして各ブースを回っていただきたいと、カフェコーナーが設けられ、就職支援コーディネーターさんもカフェの店員ユニホームに着替えて、飲み物やお菓子をおすすめしました。緊張も解け、アットホームな雰囲気の中で、園の担当者から熱心に話を聞く姿があちらこちらで見られました。早速、園見学の予約をしている方もおいでになりました。
夏の「保育の就職説明会」は終了しましたが、見学ができる園もたくさんありますので、ぜひお気軽に各園にお問い合わせ下さい。現場の保育士の先生が皆さんをお待ちしておりま
す。好評により、来年度はさらに内容を充実して就職説明会を開催します、ぜひご参加下さい。
また、相模原市就職支援センターではいつでも保育士さんの就職支援を行なっています。お気軽にご利用下さい。電話042-700-1618の清水まで、待ってま~す。
イベント:相模原市、相模原市保育連絡協議会共催
令和元年度 第1回「保育の就職説明会」
「現役保育士等による~体験談セミナー」
日 時:令和元年8月5日(月)
13:30~16:30(就職説明会)12:00~13:15(体験談せみナー)
会 場: ユニコムプラザさがみはら セミナールーム1・2
本年度の「保育の就職説明会」(相模原市・相模原市保育連絡協議会共催)が2回実施され、第1回目が小田急相模大野駅北口bono相模大野サウスモール3階「ユニコムプラザさがみはら」で開催いたしました。当日は、私立保育園・認定こども園園長会より33園が参加し、19ブース(園・法人ごとのブース)が設けられ、平日開催にも関わらず、学生の方25名、社会人の方6名の方にご参加頂きました。
今回も毎年好評をいただいております「現役保育士による~体験談セミナー」を開催しました。大野村いつきの保育園の柏木先生、むくどりこども園の舟山園長先生に園での子どもたちとの楽しい保育の様子や初めて保育士として勤務した頃のお話などを楽しく語って頂きました。
市からは担当の職員をはじめ、就職支援センターの保育士等就職支援コーディネーターやキャリアカウンセラー、協議会からは役員も参加し、会場入口の地図を見ながらどのブースへ行けば良いのか迷っている参加者の方への助言のほか、就職相談受付コーナーも設けられ、社会人の方などに働き方への相談なども丁寧に対応して頂きました。各ブースでは、園の職員がパンフレットや写真を使って保育園・こども園での保育の様子や働く楽しさ、仕事のやりがいなどについての説明し、参加者の皆様が真剣に聞く姿をたくさん見ることができました。
イベント:令和元年度 和泉短期大学「就職懇談会」
日 時:令和元年7月29日(月)13:00~14:30
会 場:和泉短期大学
相模原市で保育士の養成校として実績もあり、評価も高い和泉短期大学の授業の一貫として行われる「就職懇談会」に、今年度も講師として協議会として参加させていただきました。
学生の皆さんと本学の卒業生等が自由に話のできる場を作ろうと、昨年より市内の各園で実際に保育士として働いている方に参加いただき、1グループ10名ほどの座談会形式で、学生の方の自由な質問に応える形で開催して行っています。
今年は、市内13の保育園とこども園から20名の方に「にわか就職アドバイザー」になっていただき、学生さんたちも自由に話をすることができた様子でした。時間は30分程度ですが、「園の雰囲気はどんなですか?」、「保育園で楽しいことは?」「仕事は大変です?」「実習はどんなですか?」などなど、日頃不安に思っていることを先輩にぶつけていました。大きく頷く姿や笑顔をたくさん見ることができました。リラックスした小さなグループで、何でも聞ける、なんでも話せるとても楽しい会になりました。
イベント:2019年度 第60回関東ブロック保育研究大会
開 催 日:令和元年7月3日(水)・4日(木)
会 場:埼玉県さいたま市 ソニックシティにて
7月3日、4日に埼玉県「大宮ソノックシティ」に1200名の会員が参集して関東ブロック保育研究大会が開催されました。本大会は、関東甲信越・静岡にある各都県指定都市保育協議会で構成する関東ブロック保育協議会が運営開催する保育研究大会です。今大会は、「すべての人が子どもと子育てに関わりを持つ社会の実現をめざして」の主題のもと新時代の保育を探るべく開催されました。
当協議会からは、発表園である公立園の内郷保育園・南上溝保育園、私立園のむくどりこども園をはじめ32名が参加しました。
1日目のプログラムは全体会として基調講演と記念講演が行われました。
「基調講演」はNHKテレビでもおなじみの大豆生田啓友玉川大学教授・日本保育学会副会長から「養護と教育の実践のもとに~保育の質の向上を考える~」の演題で講演が行われました。保育の質とは熱中すること、保育士がそのことを子どもから引き出して、共感することの大切さが、ビデオの事例を用いて説明されました。
「記念講演」では北海道旭川市旭山動物園の坂東元園長に「いのちの輝きを見つめて」の演題で講演していただきました。潰れかかった動物園が大人気動物園に変わった、日本で最も北にある旭山動物園物語は映画やドラマにもなりました。旭山動物園に暮らす動物たちの環境を根本から変えて、本来の生態を見出して、動物たちの命のありのままを見せることに取り組んだ語りには会場全体が引き込まれました。
2日目は、それぞれのテーマ別に8つの分科会と特別分科会が開催されました。
分科会は、各都県指定都市代表による研究発表とその討議を3~4課題発表後、分科会助言者(大学等の先生)によるテーマに沿った講演のプログラムとなりました。
当協議会から2つの発表が行われ、発表概要は以下のとおりでした。
① 第4分科会 テーマ「地域の子育て家庭への支援の充実にむけて」
<発表者> 社会福祉法人ムクドリ福祉会 幼保連携型認定こども園 むくどりこども園
和田副主幹保育教諭、一泉保育教諭
<発表テーマ> 災害時支援に関する調査及び実践の研究 ~地域の子育て家庭に向けて~
<概 要>
多くの災害が発生している中で、相模原市と私立保育園・認定こども園園長会が締結し
ている「災害時乳幼児支援ステーション」に自園も取組んでいることから、災害時に備え
て地域の子育て家庭に対する支援をより充実したものにするため、実践研究とアンケート
調査を実施しその内容を発表しました。実践研究では、フレンドシップデー(地域交流
日)に炊き出しや防災グッズ製作、防災に関する展示などを実施したところ、参加した保
護者や地域の方に防災知識の高まりを確認できました。
② 第8分科会 テーマ「公立保育所・公立認定こども園等の使命と地域社会での役割」
<発表者> 相模原市立内郷保育園 安藤園長
相模原市立南上溝保育園 後藤園長
<発表テーマ> 公立保育所・公立認定こども園等の使命と地域社会での役割
~保護者との信頼関係を目指して~
<概 要>
児童虐待ケースをはじめ、難しい背景を抱える保護者支援をきっかけに、公立保育・
公立認定こども園等としてどのような対応をし、どのようにしたら少しでも保護者との距
離を近づけることができるのかを、保育士のスキルアップや人材育成、その展開を課題と
して研究しました。外部研修やロールプレイの実践から、「信頼のものさし」を作り、そ
れを基に自分自身が振返り、保護者へのアプローチの見通しが立てられるようなると発表
しました。
イベント:令和元年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座(特別講座)」
テ ー マ :「相模原市幼児教育・保育ガイドライン研修」
講 師:岡 健 氏(大妻女子大学児童学科教授)
日 時:令和元年6月6日(木)14:00~15:45
会 場:相模原市立あじさい会館ホール
令和元年4月1日、相模原市の子育て支援施策の基本となる「相模原市子ども・子育て支援事業計画」の基本理念に基づいた「相模原市幼児教育・保育ガイドライン」が策定されました。
岡健先生は、相模原市子ども・子育て会議の会長を長年務められ、今回のガイドライン策定にも中心的に携わられました。ガイドライン策定の主旨とその活用の意義、ガイドラインに込めた思いなどを策定者の立場からご講義いただきました。
相模原市の幼児教育・保育の質の向上に大きな役割を果たすガイドラインへの理解は関係者にとって必要不可欠です。より多くの方に直接岡 先生の話を聞いていただくために、私立保育園・認定こども園園長会において同じテーマで研修講演を5月21日に開催し、保育連絡協議会でも園長会と連携しガイドラインの理解強化の取り組みを行ないました。岡先生には、ご多忙のところダブル講演を引き受けていただきました。
岡先生から「ガイドラインは保育の質の向上に結び付くものでなければならない」「ガイドラインは保育で何を大切にしているかを明示し、何をやらなければならないかを示している」「ガイドラインはそれらを実践しなければならない」「ガイドラインは行政がその内容を保障しなければならない」と関係者に対して、厳しい意見と共に大きな期待を込めたご講義をいただきました。そして、ガイドラインの実践は「チェックリスト」の作成と活用が不可欠であり、「チェックリスト」を話し合うこと自体が研修そのものであると強調されました。相模原市私立保育園・認定こども園園長会では、ガイドラインに基づいたチェックリストの作成にすでに取り組んでおり、多くの勉強会を重ねて、今年度中には完成させる計画です。今回の研修は相模原市幼児教育・保育の質の向上への具体的な行動に、大きなインセンティブを与えるものとなりました。
イベント:保育の就職説明会・就職支援セミナー
開催日 :平成31年8月5日(月)・8月24日(土)
会 場 :8月 5日(月)ユニコムプラザさがみはら セミナールームⅠ・Ⅱ
8月24日(土)ソレイユさがみ セミナールームⅠ
市内の保育所等に就職を希望する人を対象に、保育の就職説明会・就職支援セミナーを開催致します。
保育の就職説明会では、保育所等の個別相談ブースがあり、参加者が興味のあるブースで話を聞く形式の説明会です。
説明会前に行われる「就職支援セミナー」では、現役保育士から就職活動の実体験や保育現場の様子について、学ぶことができます。
ぜひ、お気軽にご参加下さい!
※参加保育所等はやむを得ない事情により、変更がある場合がございます。
ご了承ください。
チラシ
就職説明会参加園一覧
イベント:令和元年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅰ」
テ ー マ :「子どもの心を育てる保育のために
~自己肯定感はどのように育まれるか~」
講 師:鯨岡 峻氏(京都大学名誉教授)
日 時:令和元年6月14日(金)18:40~20:40
会 場:「杜のホールはしもと」ホール
今回は、京都大学名誉教授でいらっしゃいます鯨岡先生をお招きし保育者と子どもたちの心を育む 接面を中心にお話しいただきました。
自己肯定感は人が成長していく上でとても重要であるにも関わらず、自己肯定感がどのように育まれるかについて具体的な議論がないこと、「ありのままでよい」「自分らしくあればよい」「自分を好きになることだ」というような安易なものではなく、しっかりと認識しなければならないこと、また、自己肯定感は負の事態に直面した時に、体の中が熱くなるような感覚が内側から立ち上がってくる時などに自己肯定感が立ち上がっているというのが実感としての自己肯定感ではないかとのお話を頂きました。
自己肯定感は自分一人で構築できるものではなく何かの出来事に直面した時に、「よーし」と前向きの心が立ち上がってくることを「自己肯定感」と呼んでよいのではないか、しかしそれは、自分は周囲の人から愛されている、必要とされているという周囲への信頼を背景に、自らを信頼できるからこそ生まれる心の動きであり、周囲から自分が大事に思われていることの確信、これが自己肯定感である。「他者に自己を肯定してもらうことによって、自己が自己を肯定できるようになること」が自己肯定感の成り立ちの根っこであり、それは子どもたちが自ら育てるものではなく、周りにいる保護者や保育者が肯定的に子どもの心の育ちを育んでいかなければならないことを丁寧にお話しいただき、私たちが普段当たり前にしていることが、子どもたちの心の動きに合っていたのかと考えながら話を聞きました。
人間には正負の二面二重(自己充実欲求・繋合希求欲求)の心があり、双方のどちらが満たされるか、欠落するかでバランスを取っている。負の側面に流されないように心を育てるためには、子どもをやさしく温かく包み込む保育者の心の動き、すなわち「養護の働き」で心の基盤を育んだうえで、大人の願うことに向けて誘う、導く、教える、伝えるという「教育の働き」に繋がる重要性を説かれていました。
最後に保育者と子どもの心の触れ合いにおける接面の具体的なエピソードを紹介いただき、ハッとさせられるような話もあり、日常の保育において改めて丁寧な関わりをしなければと考えさせられました。
イベント:相模女子大学「就職に関するセミナー」
開催日 :平成31年4月27日(土)10:00~12:30
会 場 :相模女子大学
今年度も本格的なリクルートシーズンが始まりました。4月27日に市内相模大野にある相模女子大学の保育士、栄養士さん向けの就職セミナーに参加しました。
相模原市内の保育園・こども園のすてきなところをたくさんアピールし、現場の保育士さん、栄養士さんも参加し、小さなグループで「何でも聞ける、なんでも話せる」とても楽しい会になりました。
今年度、当協議会では次のとおり2回の「保育の就職説明会」を計画しています。保育のお仕事に興味のある学生さん、一般の皆さんもお気軽に会場にお立ち寄り下さい。きっといい出合いが待っています。
【第1回】
①日時:8月5日(月)13:30~16:30
②会場:小田急相模大野駅北口bono相模大野サウスモール3階
「ユニコムプラザさがみはら」
【第2回】
①日時:8月24日(土)13:30~16:30
②会場:橋本駅北口イオン橋本店6階シティープラザはしもと「ソレイユさがみ」
イベント:相模原市保育連絡協議会「事業大会」
日 時:平成31年4月20日(土)10:30~16:30
会 場:相模原市立あじさい会館ホール・6階展示室
相模原市における教育・保育の向上と職員資質の向上を目指して、第10回事業大会が市内各保育園・こども園の保育士をはじめ関係者約300名の参加を得て盛大に開催されました。 本大会は、毎年開催しておりますが、今年度も『総会』『式典』『保育研究発表』『アトラクション』と盛りだくさんの内容で実施されました。
『式典』では、梅沢副市長はじめ来賓の方々をお招きして、「永年勤続表彰式及び新規採用職員激励会」が開催されました。永年勤続表彰を25名の方がめでたく受賞されました。新規採用職員激励会では、昨年「神奈川県保育賞」を受賞された愛の園ふちのべこども園の池田先生から職員の皆さんに熱いメッセージが届けられました。
『保育研究発表』では3つの発表が行われました。まず初めに南上溝保育園(後藤園長)、内郷保育園(安藤園長)による「公立保育所・公立認定こども園等の使命と地域社会での役割」について、次にむくどりこども園(和田副主幹保育教諭、一泉保育教諭)による「災害時支援に関する調査及び実践の研究」について、最後に新磯野保育園(川崎副園長・三浦主任保育士)による「地域の子育て家庭への支援の充実にむけて」が発表され、いずれも現場ならではの視点で有意義な研究発表がなされました。
『アトラクション』では、あそびダンス作家の福田りゅうぞう氏による、「子ども遊びコンサート」が行われ、いつもは子どもたちに音楽あそびを教えている先生方も、子どもの頃に戻って、座席を立ち上がって、大いに盛り上がりました。
「事業大会」を通じて、あらためて「みんなで相模原市の保育を高めていこう」と考えるひと時になりました。
イベント:平成30年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅳ」
テーマ :「なぜこの行動?多様な子どもたちの行動の背景と支援」
講 師 : 武井 研二 氏 (武井小児科医院 院長)
日 時 :平成31年2月1日(金)18:30~20:30
会 場 :相模原市立あじさい会館ホール
講師は地元小田急相模原駅で小児科医院を開業されておられ、障がい者施設や児童相談所、療育機関をはじめ、数々の施設の嘱託医を務め、北里大学病院の非常勤医師でもあります。経歴が示すように、障がい児医療のスペシャリストで実践家です。
今回の研修の背景には、保育の現場に「気になる子」が多く、その子どもたちの日々の保育や保護者への支援に悩んでいる保育者の姿があります。講師は、保育者たちの現場の苦労を良く理解されており、その保育者たちを支えていきたいと何度も話をされていました。
講師は、障がいというより「発達特性」と捉える方が良いと説明し、様々な場面や家族を含めた特性の確認が有効とされています。テレビやアニメの主人公のキャラクターの多くが障がい児の特性と類似性があること、自分も障がい児の特性を持っていることなどの例示を通して、異質と思うのではなく、そこに共感する姿勢が大切だと説明されています。
実際に治療を行なったケースでは、「改善は難しい」と医師が判断した場合でも、最適な対応の発見と実践によって、大きな改善が見られた事例をいくつも説明され、特に「決して諦めない、良い方法が必ずある」であることを強調されていました。
講師は療育機関などの勤務経験から、悩んでいる保育者たちに向けて、行政機関をはじめ関係機関と連携することで、「決して諦めない、良い方法が必ずある」との力強いメッセージを頂きました。
今回の研修では、講師は事前に保育園での「気になる子」の支援で困っていること、知りたいことのアンケートを取り、その内容に応える形で講演を組み立てていました。講演終了後、「個別に相談のある方は、前に集まって下さい、話しましょう」と呼びかけ、10名を超える参加者が会場の閉まるまで講師と話をされていました。そこには、子どもを支援する保育者を応援する講師の温かさに、笑顔が生まれていました。
今年度の保育専門講座はこれで終了になりますが、多くの方にご参加いただきありがとうございました。来年度の第1回は、6月14日(金)18:40~「杜のホールはしもと」(橋本駅北口)を会場に、前京都大学名誉教授の鯨岡峻先生をお迎えしての講演になります。
またとないチャンスですので、ぜひ多くの方に聴いていただきたいと思います。
2019年度も皆様の期待に沿えるような有意義な研修を企画して参りますので、ご意見、ご要望がありましたら、ぜひ、事務局までお寄せ下さい。今後ともよろしくお願いいたします。
イベント:平成30年度相模原市保育連絡協議会「部会員研修Ⅳ」
テーマ :「子育て支援について
~今日的子育て環境の中で「子育て支援」の在り方を探る~」
講 師 :石橋 優子 氏(松蔭大学コミュニケーション文化学部 教授)
日 時 :平成31年2月4日(月)18:00~20:00
会 場 :ユニコムプラザさがみはら セミナールームⅡ
「4回連続講座」の最終講座となりました今回の研修は「子育て支援について~今日的子育て環境の中で「子育て支援」の在り方を探る~」というテーマでお話を伺いました。
保護者に対する子育て支援の原則から保育士の専門職たる意義、また、保護者に対するソーシャルワーク的機能を果たす上での基本的な姿勢について講義いただきました。
保護者に対して相談と助言を行う上で、1、傾聴・受容・共感的理解で対応する。2、保護者の感情を自由に表出させるための心得。3、保育者の感情のコントロール。4、個別的な対応の尊重。5.保護者自身における自己決定の尊重。6.秘密の保持が守るべき姿勢であり必要なスキルであることを実際の事例と共に教わりました。
最後に講師から提出された事例検討及び各園の事例を基にグループワークをしました。事例の内容が難しいなか参加者同士の活発な意見が交わされ、園児や保護者の変化や支援の方法を模索する努力をされている様子が目に浮かび大変参考になりました。最後の講演を終え、今後も園内や関係機関を通じ話し合いを十分にすることが重要であるとアドバイス頂き、全4回の講義を終了しました。
石橋先生に頂いた講義を明日の保育に活かしていきたいと思います。
石橋先生、有難うございました。
イベント:平成30年度相模原市保育連絡協議会「部会員研修Ⅲ」
テーマ :「子ども虐待とDVの親子への支援」
講 師 :石橋 優子 氏(松蔭大学コミュニケーション文化学部 教授)
日 時 :平成30年12月14日(金)18:00~20:00
会 場 :ユニコムプラザさがみはら セミナールームⅢ
「4回連続講座」の3回目となりました今回の研修は、「子ども虐待とDVの親子への支援」というテーマでお話を伺いました。
児童虐待の定義や要因など基本的な内容から学び虐待が疑われるケースの見分け方、相談を受けた時の対応の仕方など、先生の実体験を基に講演を拝聴いたしました。
虐待を疑われる場合は、確証がなくとも専門窓口に連絡することが重要なこと。また園に子ども支援センターから巡回に来たのち、急に保護者の基に面会に来ると保護者は通報者の園に怒りの矛先が行く場合がある。事前に監査などで市役所の人が来て子どもの様子を気にしているようだったと伝えると良いなど、具体的な対応の仕方を教えていただきました。
最後に各園の事例を基にグループワークを行いました。活発な意見が交わされ、園児や保護者の変化を見落とさないようにする努力をされている様子が目に浮かび大変参考になりました。それぞれの対応に正解はないので、話し合いを十分にすることが重要であると再三にわたりアドバイス頂き第3回目を終了しました。
次回は2月4日(月)「子育て支援」のテーマで研修を行います。18時開始、会場はユニコムプラザさがみはら、講師は同じく石橋優子氏になります。参加希望の部会員の方は当協議会事務局までお問い合わせください。
イベント:平成30年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅲ」
テーマ :「保育の中の子どもの声
~自分の声が聴き取られる権利と正当に評価される権利~」
講 師 :加藤 繁美 氏 (東京家政大学 教授)
日 時 :平成30年11月22日(木)18:30~20:30
会 場 :相模原市立あじさい会館ホール
大人になった卒園生に、「園での出来事で覚えていることは何か?」と質問すると、「ふつうの事ではなく、何か特別な日常を逸脱した出来事が、子どもにも先生にも記憶に残っている」ということから研修は始まりました。このような場面は、大人しい良い子ではなく、少しはみ出した大変な子が作り出した困った出来事が多いそうです。それを、困ったことと捉えて、保育者が叱ってしまう場面がありますが、講師は、子どもの中で起きている、発見や感動などの発達や心の動きに、保育者こそが気づいてほしい。更に子どもに関わることの必要性を説明していただきました。
講師は、実践記録の重要性を多くの書籍等で説いています。今回も、ある保育者の実践記録の内容に沿って、一つひとつの場面を、その出来事、関わった子どもの気持ち、保育者の気持ちとして読み解いていかれました。講師独自のユーモアとやや毒舌的な語り口によって、受講者たちにとってはその場面が生き生きと描き出され、大きな笑いとともに、共感や反省、悩みや気付きなどを感じることができました。
次に、講師はこの出来事を、保育者の視点と子どもの視点の2点から説明されました。保育者の視点からについては、保育の専門性を構成する二つの要素(A概念性知性、B直感的応答力)を説明し、保育者各自が持つ感覚(B直感的応答力)の良否が保育の良否に大きく関わっていること、それを高めるためには、学習や振り返りなど(A概念性知性)が必要であると説明されました。子どもの視点からは、二つの自我(自我、第二の自我)の発達として説明し、自我の発達を促す保育者の関わりの重要性が説明されました。
今年度最後となります「保育専門講座Ⅳ」を2月1日(金)に「あじさい会館ホール」にて開催予定です。次回も皆様のご期待に沿えるような有意義な研修にしたいと思いますので、ふるってご参加下さい。
イベント:平成30年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅱ」
テーマ :「より良い保育現場を目指して!~実習生を通して保育を振り返る~」
講 師 :松浦 浩樹 氏(和泉短期大学 副学長)
日 時:平成30年9月21日(金)18:30~20:30
会 場:相模原市立あじさい会館ホール
和泉短期大学は、保育士・幼稚園教諭の育成校として、相模原市では50年を超える歴史があります。多くの卒業生が市内の保育園・幼稚園で勤務され、相模原市の幼児教育の現場を支えてくれています。大学のカリキュラムの中に、保育園での実習が必須科目として位置付けられているため、全ての学生が学校を離れて保育園で数週間の実習を行ないます。実習は学生には単位取得のプレッシャーとなると同時に、働く場所としての保育園における慣れない人間関係など全てが、人生で初めての大きな体験となり、その結果がその後の人生を決める場合もあります。
この研修では、多くの学生が実習から感じたこと、実習の出来事を詳細に調査した結果について、現代の学生の特性と関連付けて講義していただきました。例として、実習中に言われた「いいんじゃない、これで」という言葉について、学生には内容を読み解く力がないため、ただ恐いと感じてしまうこと、「なんで(どうして)~なの?」と聞かれると、叱られたと感じてしまうことなどが示されました。
特に、「なんで、こんな忙しい時期に実習を入れなくちゃなんないのよ」という言葉を聞いた学生は、心が折れて保育士への道をあきらめてしまった事例もあるそうです。単に学生に受けとめる力がないと片づけるのではなく、学生の心情を理解いただいた中で、分かりやすく丁寧に指導してほしいと話をされました。望ましい例として、保育行為や方法、子どもの姿などを学生がどう感じたかを聞き、そのことについて話し合っていただくことで、学生の保育への視点が深まり、プラスの効果が大きいとのことです。
園で実習を受けるに当たって、事前に、園長・主任・実習担当者・担任等の関係者が、自園の理念・保育観・雰囲気・子どもへの対応(保育の精神・魂)等を話し合って確認することで、学生の対応が良くなるとのアドバイスがありました。また、このことは実習学生だけでなく、若い職員にも有効で、保育の質の向上にも必要なことであると説明されました。
保育の内容の指導だけではなく、先生方同士が信頼関係で結ばれている状況、日々の保育に葛藤し悩みを抱えながらも子どもたちのために頑張っている姿、少々厳しくても自分の姿を率直に語る姿に学生たちも共鳴し、自分も保育士になろうと再認識することも多いそうです。それぞれの受講生は、学生の頃の自分の姿を思い浮かべ、良き先輩としての自覚を新たにした研修となりました。
イベント:平成30年度相模原市保育連絡協議会「部会員研修Ⅱ」
テーマ :「愛着の重要性について」
講 師 :石橋 優子 氏(松蔭大学コミュニケーション文化学部 教授)
日 時 :平成30年9月12日(月)18:00~20:00
会 場 :相模原市民会館2階 第2大会議室
2回目となりました今回の研修は「愛着の重要性」というテーマでお話を伺いました。
乳児期において母親または母親的存在によって欲求を十分応えてもらうことが、愛着形成(アタッチメント)において重要であることを学びました。
心理学者エリクソンの発達段階論において、「乳児期」(0歳~1.5歳)に克服が必要とされている課題は「基本的信頼VS不信」であり必要とされる重要な出会いは「母親もしくは、母親的な存在」であり様々な欲求にこたえてもらうことによって信頼できる心が育ち、反対に不十分であると、無意識の心の中に不信の心をため込んでしまい、親離れできない、自立できないなど引きこもりになってしまうこともあります。乳児期の基本的信頼の獲得が、その後の自己形成にどれほど大切かというお話をしていただきました。
また、色々な調査・研究により保育所に通っていた子どもが通っていなかった子供に比べDQ(精神発達指数)や登校拒否が少ないなど、保育園が果たしてきた役割を紹介いただき、励ましの声をかけていただきました。
最後に実際の事例を基にグループワークをしました。活発な意見が交わされ園児や保護者の変化を見落とさないようにする努力をされている様子が目に浮かび大変参考になりました。それぞれの対応に正解はないので話し合いを十分にすること重要であるとアドバイス頂き第2回を終了しました。
次回は12月14日(金)「子どもの虐待とDVの親子支援」、2月4日(月)「子育て支援」のテーマで研修を行います。いずれも18時開始、場所はユニコムプラザ(12月、2月)、講師は同じく石橋優子氏になります。3回目以降で参加希望の部会員の方は当協議会事務局までお問い合わせください。
イベント:相模原市、相模原市保育連絡協議会
平成30年度 第2回「保育の就職説明会」
「保育士を知ろう!~体験談セミナー」
開催日 :平成30年8月25日(土)
12:00~13:15(体験談セミナー) 13:30~16:30(就職説明会)
会 場 :ソレイユさがみ セミナールーム1
本年度の「保育就職説明会」は、相模原市と保育連絡協議会の共催で3回の開催を予定しています。その2回目がJR横浜線・京王相模原線橋本駅北口イオン橋本店6階にある「シティプラザはしもと」で開催され、32園の保育園とこども園が参加し、20ブース(同一法人が複数園を兼ねたブースを含む)が設けられました。
今回は、就職説明会が開催される前に、学生や保育の仕事が初めての方に向けて、「保育士を知ろう!~体験談セミナー」を開催しました。学生を中心に20名の参加をいただき、認定こども園ピノの大木保育士、あさみどり保育園の加悦主任に子どもたちとの楽しい保育のようすや初めて保育士として勤務した頃のお話などをユーモアを交えながら楽しく語って頂きました。
その後の就職説明会には、養成校の学生の方28名、社会人12名の方々にご参加頂きました。前回同様に、就職支援コーディネーターによる丁寧な助言もあり、多くのブースを回って、真剣に話を聞く姿が数多く見られ、就職への熱気に包まれていました。特に今回は、出産や育児からの復帰をする方も多く、子育てと仕事の両立をどうしたらできるか?などについて、園の担当者から直接聞けたのは良かったとの感想も聞かれました。さっそく、園見学の予約をしている方も見られました。
今後の「保育の就職説明会」の予定は次のとおりです。
保育のお仕事に興味のある学生の方々、経験者の皆様、ぜひお気軽に会場にお立ち寄り下さい。現場の保育士の先生が皆さんをお待ちしております。
【第3回】
日時:10月6日(土)13:30~16:30
会場:ユニコムプラザさがみはら セミナールームⅠ・Ⅱ
小田急相模大野駅北口 ボーノ相模大野サウスモール3階
※12:00~13:15 実習室2にて「先輩保育士体験談セミナー」を開催します。
好評により、来年度はさらに内容を充実して就職説明会を開催します。
ぜひご参加下さい。
<問い合わせ先> 相模原市就職支援センター 電話042-700-1618(清水)
イベント:相模原市、相模原市保育連絡協議会
平成30年度 第1回「保育の就職説明会」
開催日 :平成30年7月28日(土)13:30~16:30
会 場 :ユニコムプラザさがみはら セミナールームⅠ・Ⅱ
本年度の「保育の就職説明会」は、相模原市と保育連絡協議会の共催で3回の開催を予定しています。その1回目が小田急相模大野駅北口にあるボーノ相模大野「ユニコムプラザさがみはら」で開催され、34園の保育園とこども園が参加し、25のブース(同一法人が複数園を兼ねたブースを含む)が設けられました。当日は台風接近の予報にもかかわらず、養成校の学生の方22名、社会人7名の方々にご参加頂きました。
市からも就職支援センターの就職支援コーディネーターらが参加し、入口の地図を見ながら、どのブースがよいのかを迷っている参加者の方に助言しながら誘導して頂きました。
就職相談受付コーナーも設けられ、社会人の方などの就職相談などについても丁寧に対応して頂きました。 各ブースでは、パンフレットや写真を使って、保育園での保育の様子や、働きやすさ、仕事のやりがいなどについて真剣に聞く参加者の姿が多く見受けられました。
今後の「保育の就職説明会」の予定は次のとおりです。
保育のお仕事に興味のある学生の方々、経験者の皆様、ぜひお気軽に会場にお立ち寄り下さい。現場の保育士の先生が皆さんをお待ちしております。
【第2回】
日時:8月25日(土)13:30~16:30
会場:ソレイユさがみ セミナールーム1
橋本駅北口イオン橋本店6階「シティープラザはしもと」
※12:00~13:15「先輩保育士体験談セミナー」を開催します。
(受付:セミナールーム1)
【第3回】
日時:10月6日(土)13:30~16:30
会場:ユニコムプラザさがみはら セミナールームⅠ・Ⅱ
相模大野駅北口 ボーノ相模大野サウスモール3階
※12:00~13:15 実習室2にて「先輩保育士体験談セミナー」を開催します。
イベント:平成30年度 第59回関東ブロック保育研究会大会
日 時 :平成30年7月30日(月)・31日(火)
会 場 :千葉県千葉市幕張メッセ国際会議場
7月30日、31日に千葉県千葉市幕張メッセ国際会議場に1300名の会員が参集して関東ブロック保育研究大会が開催されました。本大会は、関東信越静岡にある各都県指定都市保育連絡協議会で構成する関東ブロック保育連絡協議会が運営開催する保育研究大会です。当協議会からは、発表を行なう公立園の相模原保育園・津久井中央保育園、私立園のすすきの保育園をはじめ、来年の発表予定園と協議会役員を含めた28名が参加しました。当日は台風12号の影響が懸念されましたが、交通の乱れもなく予定どおり開催されました。
今大会は、保育現場が大きな変革の時期を迎えていることを受けて、「…保育・子育て支援関係者は、求められる役割と責務を理解し、保育の原点を探り、子どもの主体的・対話的で深い学びを育むために養護と教育が一体となった保育の重要性をアピールする必要がある…(一部抜粋)」との大会宣言のもと開催されました。開会式では、参加者全員で7月に発生した西日本豪雨災害で被災された方々に黙とうをささげた後、千葉県森田健作知事から、日頃の保育実践への感謝と来県歓迎の言葉をいただきました。
1日目のプログラムは全体会として基調講演と記念講演が行われました。基調講演は、汐見稔幸東京大学名誉教授・日本保育学会会長から「保育の原点を探る」の演題で講演が行われました。「生命が活性化する=生活」という言葉を原点として“5領域”から“幼児期に育って欲しい10の姿”に発展していること、子どもたちと日頃かかわっている先生方に非認知能力を育むがいかに大事であるかが説明されました。
記念講演では明治大学文学部の諸富祥彦教授が「人と人のつながりから質の高い保育が生まれる」の演題で講演していただきました。諸冨氏は心理カウンセラーの立場から、保育には「心と心のふれあい、気持ちと気持ちのあたたかい繋がり=リレーション」が必要であること、そのための自らの心の持ち方や行動などをはっきり伝えること、などを具体的な例をコミュニケーション力を上げるための特徴ある方法で説明されました。講演では、会場に居合わせた前後左右の方との身体を使ったゲームや感じたことを互いに述べ合うなどを実際に行ってみました。講師の卓越した進め方で、最初はギクシャクした雰囲気が、最後は会場全体が笑顔でいっぱいになり、あたたかい繋がりを実感することができました。
2日目は、それぞれのテーマ別に8つの分科会が開催されました。分科会は、各都県指定都市代表による研究発表とその討議を3~4課題発表後、分科会助言者(大学等の先生)によるテーマに沿った講演のプログラムになりました。
当協議会から2つの発表が行われ、発表概要は以下のとおりでした。
①第2分科会 テーマ「配慮を要する子どもや家庭への支援にむけて」
発表者 社会福祉法人すすきの保育園 堀澤、塚脇、平塚
発表テーマ 配慮を要する子どもや家庭への支援にむけて
~外国籍の保護者の方の困り感に寄り添う~
概要
外国籍の方が保育園に入園する事例が多くなったことにより、保護者の方とのコミニュケーションが取りにくいが課題となってきました。そこで、特に日本語が不慣れな2名の方を選んで、翻訳アプリとインタビューの調査を行ないました。調査の結果、外国籍の方のコミニュケーション不足の原因は単に「言葉が通じないこと」ではなく、その人を理解し寄り添う、保護者との信頼関係の重要性に気づきました。イラストやフリガナなどの具体的な方法だけでなく、笑顔の対応、相手の思いを汲む、親の心配をキャッチなども大切であることを述べて会場から共感と賛同の発言を頂きました。
②第2分科会 テーマ「家庭や地域との連携による食育の推進」
発表者 相模原市立相模原保育園 青木
相模原市立津久井中央保育園 芝崎
発表テーマ 食べることがうれしい時間
~積み重ねてきた食育の取組みから、食べる喜びに繫がる個別対応~
概要
相模原市立保育園で行っている、栽培や収穫活動、調理や行事活動、ランチルームの活用などの取り組みと、ふるさとの生活技術指導士(農村に受け継がれてきた生活技術を伝承している人)や食生活改善推進団体「わかな会」など地域で活動している方に保育園に来てもらい、食を通じた地域交流の取組みを紹介しました。次に、食育の取組みから食べる喜びに繫がる個別対応として、食物アレルギー児への取組み事例と嚥下が困難な障がい児への取組み事例を紹介しました。いずれの活動も、職員の連携と継続して努力することが大切であるとしめくくり、会場や助言者からは取り組みについてねぎらいと共感の言葉を頂きました。
イベント:平成30年度和泉短期大学就職懇談会の報告
対 象:和泉短大2年生 約190名(2教室で各40分)
日 時:平成30年7月23日(月)①13:00~13:40 ②13:45~14:25
会 場:同短期大学201教室、205教室
当日は東京でも初めて40℃を超える猛暑日でしたが、8つの保育園と認定こども園からなる短大卒業生と園長が就職懇談会に参加させていただきました。
各教室には100名近い学生の皆さんが入り、各園の現役の先生方14名が質疑応答形式で学生の皆さんの疑問に答えました。初めに吉岡副会長より挨拶があり、和泉短大の卒業生が市内の保育施設などに就職して保育現場や主任・園長として地域に貢献していることを強調して、今週末に相模大野駅隣のユニコムプラザさがみはらで就職説明会があることを紹介しました。
その後、会場では9グループに分かれて、学生の皆さんの質疑に一つ一つ答えていました。中には熱心にメモを取る人や話を聞き洩らさないよう集中している人がいましたが、なかには暑さで集中できずにいる人も見受けられました。
保育士の皆さんには100名もの大教室でグループを分けて自己紹介や自身の体験を踏まえて自園の様子や学生の頃を思い出しながら就職に臨む心境を思い出して語っていただきました。皆さんの熱のこもったパフォーマンスは大変素晴らしいと園長先生やお世話いただいた和泉短大の先生方からも好評でした。
イベント:平成30年度相模原市保育連絡協議会「部会員研修Ⅰ」
テーマ :「保育所保育指針の改定から見られる乳児保育の必要性について」
講 師 :石橋 優子 氏(松蔭大学コミュニケーション文化学部 教授)
日 時 :平成30年6月25日(月)18:00~20:00
会 場 :相模原市立あじさい会館ホール
当協議会の会員は、公立及び社会福祉法人運営の保育所・子ども園等による正会員とそれ以外の企業等の運営による部会員で構成されています。今年度は部会員向けの研修を年4回連続講座として企画し、今回は、その第1回目として開催しました。
講師の石橋先生は、長く厚木市の公立保育園で勤務され、その後、現在の松蔭大学で教鞭を取られており現場の視点で多くの著作や講演もされています。
前半は、主に3歳未満児の保育所保育指針の改定の内容について講義をいただきました。後半は、6~8名のグループに分かれて、現場でよく課題となる事例(2歳児の噛みつきへの対応、兄弟への育児に悩む保護者対応、アレルギー児の対応)を3つ提示していただき、どのように対応するかについて、自由なグループディスカッションを行ないました。いずれも身近な問題なので、活発な意見が交わされ、最後に各グループから討議内容について報告がありました。
講師から、「それぞれの対応に正解はない。大切なことは、園内で十分話し合うこと。」とアドバイスを頂きました。新指針のなかでも園内での話し合い、特に職員コミュニケーションが大きなポイントなっていることが強調されました。部会員施設の中には、小規模な施設も多く、他園の状況や情報交換も難しい場合がありますので、是非、このような研修を活用していただきたいと思います。
今後の研修の日程は、9月12日(水)「愛着の重要性」、12月14日(金)「子どもの虐待とDVの親子支援」、2月4日(月)「子育て支援」と注目されるテーマで研修を行ないます。いずれも18時開始、場所は市民会館(9月)、ユニコムプラザ(12月・2月)、講師は同じく石橋優子氏になります。2回目以降で参加ご希望の部会員の方は、当協議会事務局までお問い合わせ下さい。
イベント:平成30年度相模原市保育連絡協議会「保育専門講座Ⅰ」
テーマ :「保育施設における重大事故を防ぐために」
講 師 :寺町 東子 氏(弁護士、社会福祉士、保育士)
日 時 :平成30年6月15日(金)18:30~20:00
会 場 :相模原市立あじさい会館ホール
寺町東子先生(弁護士)をお迎えし、安全面で私たちがどんな視点で保育・教育に携わったら良いか?重大事故を防ぐにはどうしたらよいか?など、弁護士であると同時に保育現場にも精通されている観点から講義ただきました。
命にかかわらない小さなケガを通して子どもの育ちがあると同時に、死亡事故・後遺症が残るケガ=重大事故は、絶対に起こしてはならない事故です。重大事故は、0歳児、1歳児が最も多く、預けられて間もない期間で亡くなる事例が多いなどのデーターがあります。重大事故を1面から捉えるのでなく、多角的要因分析(SHEL、S:ソフトウエア、H:ハードウエア、E:環境、L:人間)の視点により、複合的対策の必要性を説明いただきました。
国が定めた事故防止ガイドラインから、午睡中の事故、食べものの誤飲、玩具の誤飲、水遊び・プールでの溺水などについて、事故防止の具体的な留意点を事故要因と関連付けて分かりやすく説明され、絶対に見落としてはいけない保育現場でのポイントを確認することができました。特に、研修後に本格的にシーズンを迎える水遊び・プールでの事故防止について、専従任務監視員の必置義務をガイドラインの決定経緯から強調され、その重要性が認識されました。
最後に、保護者とのコミュニケーションでは、保護者にも保育の土台となる「子どもの最善の利益、子どもの育ちについて共通認識を持ってもらう」ために、園や保育者がどのような情報を発信しなければならないか、また、クレームなどにどのように対応するかなど、現場の悩みについても幅広いお話しを聞くことができ、聴講した参加者が大きく頷く場面がたくさんありました。
イベント:保育の就職説明会・就職支援セミナー
開催日時:平成30年7月28日(土)・10月6日(土)相模大野 、
8月25日(土)橋本
会 場:7月28日、8月25日→ユニコムプラザさがみはらセミナールーム1・2
10月6日→ソレイユさがみ セミナールーム1
市内の保育所等に就職を希望する人を対象に、保育の就職説明会・就職支援セミナーを開催します。
保育の就職説明会では、保育所等30園程度の個別相談ブースがあり、参加者が興味のあるブースで話を聞く形式の説明会です。
8月25日、10月6日の説明会前に行われる就職支援セミナーでは、現役保育士から就職活動の実体験や保育現場の様子について、学ぶことができます。
ぜひ、お気軽にご参加下さい!
※参加保育所等はやむを得ない事情により、変更がある場合がございます。
ご了承ください。
チラシ
就職説明会「参加園一覧」
イベント:相模原市保育連絡協議会「事業大会」
日 時:平成30年4月21日(土)10:30~16:30
会 場:相模原市立あじさい会館ホール・6階展示室
相模原市における教育・保育の向上と職員資質の向上を目指して、第9回事業大会が市内各保育園・こども園の保育士をはじめ関係者 約350名の参加を得て盛大に開催されました。本大会は、毎年開催していますが、今年度も『総会』『式典』『保育研究発表』『アトラクション』と盛りだくさんの内容で盛大に実施されました。
『式典』では、加山市長と来賓の方々をお招きして、「永年勤続表彰式及び新規採用職員激励会」が開催され、永年勤続表彰では21名の方がめでたく受賞されました。新職員激励会では、昨年神奈川県保育賞を受賞された、ひよこ保育園松田先生から新職員の皆さんに熱いメッセージが届けられました。
『保育研究発表』は3つの発表がありました。初めに相模原保育園(青木園長)、津久井中央保育園(芝崎園長)による「家庭や地域との連携における食育の推進」について、次にすすきの保育園(堀澤保育士、塚脇保育士)による「配慮を必要とする子どもや家庭への支援に向けて」について、最後に上溝保育園(今保育士、宮川保育士)による「配慮を必要とする子どもや家庭への支援に向けて」についてが、発表されました。いずれも現場ならではの視点で有意義な研究発表がなされました。
『アトラクション』では、Full Dream音楽教室の方々による、「音遊び」新感覚コンサートが行われました。高い演奏技術とともに子どもたちの保育にも生かせる楽しいひと時を過ごしました。
「事業大会」を通じて、あらためて「みんなで相模原市の保育を高めていこう」と考えるひと時になりました。